はちみつケーキといえば

昔々、といってもそんなに遠くない昔、神戸の御影に高杉というケーキ屋さんがあって匠の技を当時としては高価な値段で販売されていた。いまでこそケーキが1つ780円〜1000円って普通なのだけれど、昔はそんな高級ケーキはなかったから私はよく

御影高すぎ〜と呼びつつも、匠の技に惚れ込んでいた。名物はショートケーキ、イートインでは焼きたてのミルフィーユだったが隠れた人気商品がはちみつのケーキだった。はちみつの味がするムースの中にドライフルーツやナッツが入っていてはちみつの甘味とベストマッチ、なにより見た目が宝石箱のよう。

友人とあれが絶品よねとよく盛り上がって話をしていたのが懐かしいが、結構早くに閉業されたので本当に幻となる。

それ以来、どこかのケーキ屋さんではちみつケーキを見つけては食べるようにしているが御影高杉に勝るものは今の所であったことがない。写真はプリンチで購入したが、はちみつムース部分の層が薄く、下にレモンタルトに使用するようなクリームがクッキータイプのタルト生地の上にのっかってる。さながらはちみつレモンといったところだろうか?

フレデリックカッセルにもこの時期はちみつケーキは並ぶのだけれど、毎年買おうと思えど、実現はしてないので今年こそトライしてみようと思う。元々無類のお菓子好きの私のせいで毎日夜のおやつがないと食後のコーヒーまでの時間が物足りなく感じるようになったワニさん。ワニさんおことを思えば、食べずに我慢するべき(ワニさんに食べさせるため)だが、夜まで我慢できない日は、一人で最近食べてしまうワニ嫁です。

よって、はちみつケーキの存在をワニさんは知りませんが、いつか知られる日が来ることを願うばかり。今日も、コーヒーが美味しかったな。