夕暮れコーヒー

2022/9/14 晴れ暑くてお気に入りのマリンノースリーブ着用

朝起きて、焙煎室を覗くとその日焙煎するコーヒー豆のレシピが書かれている。今日はドミニカ、パナマ、ブラジルのピーベリーと、ボリビア、メキシコ、エルサルバドルと6種類の豆を3種ずつに配合して2種類のブレンドを作る。

コーヒー豆は焙煎する前は緑色か黄色い色をしている。品種や精選方法や収穫時の状況などの条件で色味が異なるがウォッシュドにはウォッシュドの良さ、ナチュラルにはナチュラルの良さが各々あるが、ナチュラルはやっぱりハンドピックに時間がかかることが多い。

丁寧に時間をかけてハンドビックをするというよりは、丹念に目の前の豆と向き合いしつらえを整えることに時間をそそぎ込む感覚に近い。

写真は初めてハンドピックをするドミニカである。パッとみて赤黄色いものから順に必要でないものは全て取り除いく。欠点豆はもちろんだが中川ワニ珈琲の味わいになるものを作り込んでいくのである。

うちはプレミックス(混合焙煎)なので焙煎する前に生豆をミックスします。品種、kg数を間違えなにように慎重になる。朝からお昼前に最初のハンドピックを終え、午後から焙煎をして、夕暮れ時まで仕上げのハンドピックをする。

夕暮れどきが一番コーヒー色に染まる時間帯だ。

今日は残暑のきびしい秋の始まりにさっぱりと飲める味わいと、本格的な秋を感じさせるコクのあるものが焼きあがった。試飲をするとワニコーヒーポエムが出来上がる。その内容は飲むお客様だけが知る内容。

コーヒー、栗饅頭と楽しみけり秋の夕暮れでした。

中川ワニという森で

2022/9/13 曇りのち晴れ表参道を歩き回って汗をかいた

人生の中で何度かの出会いがある。縁がある出会いもあれば、ひと時で過ぎ去ってしまう出会いもあるだろう。私はたまたま、ワニさんに出会ってお嫁さんになってくださいと頼まれたのがコーヒーとの出会いの一つでした。

全くコーヒーの飲めない私がコーヒー焙煎を生業として生きて来た人の家族になって、それを応援するなんて当初は思ってもみませんでした。縁あって、結婚を機に、とにかく美味しい珈琲が飲みたいという物語を書くことになりました。本当はワニさんの本を出す予定だったのですがまだ、コーヒーの基本もわからない私の〝その時にしか書けない気持ち〟を形にする方が良いよとアドバイスを受けて、編集者の深山さんと頑張ったのが本格的な文章を書くことのキッカとなりました。その本の印象が残っていて今でも私のことをまかないさんと呼んでくださる人もいるのが嬉しいです。(電子書籍でも読んでくださる方が多い様子でありがたいです)

中川ワニというコーヒーの森の住人になってはや10年の月日が経ちました。

今ではまかないさんから卒業して、すっかりコーヒー屋さんです。と、言ってもわが家は店舗がないゆえ、自分自身、ワニさん自身の体1つでコーヒー屋です。焙煎はワニさんに任せて、私は生豆の品質のチェックをしたり、お客様から届くメールや質問の窓口になったりコーヒーを楽しむための商品開発をしたりを今はしていますが、基本、ゆっくりとしたワニ時間の中で日々生まれるコーヒーの謎と向き合うこともしばしです。

中川ワニ珈琲は基本なんでも手作りなので、このHPも私の手作りです。いろんな人のアドバイスをもらいながら作ったモノなので自信が正直ないのですが、せっかく作ったオリジナルのコンテンツに日記をつけてみようかと始めることにしました。

45Rというお洋服のブランドがあってそこのHPは毎日1枚ずつ洋服の紹介が更新されて、見るが楽しいんです。私が作ったこのページにもそんなふうな存在になったら良いなという思いと店舗が無い分、少しでもお客様との接点が増えたら良いなという思いです。

朝日が昇るのを見るのが好きだった私は、今では夕暮れ時の日が沈む光景の静けさが好きになりました。おやすみなさいとゆっくりと夜が来るのが心地いいです。

∞に広がる可能性は人それぞれ異なりますが縁あって中川ワニ珈琲を楽しんでくださる方々とのループがムクムクと膨らみます様に。

まかないさんこと、中川京子